ボランティアに参加するには

オリンピックは世界中からたくさんの人々が参加する一大イベントです。ですから開催地で行われる競技をスムーズに進行させるには、ボランティアは欠かせない存在になります。

オリンピックで初めて一般のボランティアが活躍したのは、1948年に開催されたロンドン大会からで、それまではボーイスカウトや軍の兵隊が対応していました。今までの大会で参加したボランティアの人数は、5万~7万人になり運営管理や会場案内などさまざまな役割を果たしています。

オリンピックのボランティアに参加するには、大会の組織委員会の公式サイトにある応募フォームを利用することになり、経歴や希望の業務などを入力して送信します。

この募集は、大会が開催される2年ほど前に行われます。書類選考や面接を受けて採用が決まると、1年前位には担当する業務や地域などが決定するので、内容によっては研修に参加をします。

半年前には一般研修や業務研修が行われ、開催数週間前になると制服やIDカードが手渡されます。大会の開催と共に業務が開始になりますが、担当する役割の中には1ヶ月前から活動を始めることもあります。

開催中は無報酬なので、交通費や宿泊費なども全て自分で準備しなければいけませんが、食事のサービスはあります。競争率が高いため、外国語が話せた方が有利にはなりますが、必要条件ではないので外国語が話せなくても応募は可能です。